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Chasing The Dream - 芝原 仁一郎

Written by Jin'ichoro Shibahara. 芝原仁一郎


シーズン 2006

2006年 6月 27日(火) 渡米前

ようやく、ようやく渡米できる時期がましきた。ケガの回復もよく、4月から通っているトレーニングジムでの成果も現れてきています。今年、どのようにブルライディングに取り組むか、実は迷った。PBRの試合にはもちろん出たい。年頭にも申し上げたとうり、$2500稼がないと”カード”ホルダーにはなれない。2006年シーズンはもうすでに3/4ほど終わり、10月には閉じる。昨年の10月以来ブルには乗っていないという現実を踏まえると、遠距離を長時間のドライブに費やし、高額なエントリー・フィーを払い、一頭に賭けるのは、あまりにもリスキーです。今の私に必要なのは練習であり、あの感覚をとりもどすことです。昨年、ケガをしたときに、友人のガイ・ジョハンセン氏に言われた言葉は今も身にしみている。「おまえはアマチュアからいきなりPBRの試合に出て、負けつづけている。あたりまえだ。段階を踏んできたからこそ、彼らは勝ち上がっている。おまえはステップを飛ばしすぎだよ。経験を積め。この先3年を考えたら、今年の一年を基本に帰り、練習に費やすべきだ」と。実は帰国したあと、親友のランディ・リース氏からも同じことを言われた。

7月にはユタに戻ります。そのあと、ワイオミング州コーディに行き、キャンプをはり、しばらく"Cody Nite Rodeo"に出場しようと考えています。このロデオは6月初旬から8月末まで毎日(!)ロデオを行っていて、エントリー・フィーは$25。主催者から出る賞金加算額はわずか$100。しかし、私にとって大事なのは"毎日"乗れるということ。その後、ユタを中心としているブルライディング協会があるので、それに参加し、またいくつかのPRCAのロデオにも出ようと考えています。そして2007年シーズンから再び、PBRの試合に出場しようと考えています。

この約半年の間、かつての旧友に会ったり、多くの新しい方々と知り合うことができました。ブルライディングという競技に関心を持っていただくだけではなく、私自身を励ましていただき、大変感謝しています。どうもありがとうございます。"プロスポーツ"である以上結果を問われるのは痛感しています。今後もこのリアルウェスタンのウェブを通じて、アメリカから"良い"報告をさせていただきたいと思います。

それでは、いってきます。

芝原仁一郎


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